何のために生まれて、何をして喜ぶ?
アンパ○マンの歌詞にもあるくらい、こういうのって人生を深く考えている人なら、誰でも一度は悩む普遍的な悩みだと思う。
今回は、これについての解の話。
何のために生まれて、何をして喜ぶ? の解はある。
人だけとは言わない。生きとしいけるもの、いや、もっと言えば、世界のあらゆるものというのは、その姿を取り、その意識を持ち、その役割(種類・国籍・家柄など)として、その世界を主観するには理由がある。
その理由というのは、生まれる前からすでに生じている。
それは宗教によっては生まれ変わりとか、輪廻転生とも呼ぶけれど、具体的に、どういうことなのかを以下に記述する。
生まれ変わりとは? それを説明する前に、まず魂というものをもっと明確に説明したいと思う。
魂とは?
まず魂について。人によって定義は違うかもしれないけれども、魂というのを指すとき、多くは前世〜今生の意識と因縁を持つ個と定義しているかと思う。
そのため、それをベースに以下、話していきたいと思う。
そもそも論として
意識というのは実際には、個ではない。宇宙意識・世界意識という全体の、断片・側面にしか過ぎない。
しかし、「私」というものが自覚できるのは、確かに個という意識なのだ。
私という確立した個と感じられる、個別の意識が、そもそも、まさか宇宙意識の全体が抱える意識の一部であると感じ取れる人は少ないかと思う。
そもそも意識というのは、人間が感じるような意識だけに限定されたものではなく、色んな感じ方があって、個の意識を私として自覚するのは一般的だが、実際には、それよりももっと曖昧な意識とか、ボーッとしたような意識とか、逆にクリアな意識とか、複数が並行してある意識とか、色んな形がある。
私たちというのは、個という意識だけを認識していて、理解して、それを自己だと感じている。だから、そこから読み取れるものを感覚的に『魂』と定義付けている。
生まれ変わりとは?
すなわち、生まれ変わりというのは、魂の経験のことである。
実際には、肉体から魂が抜け出したり、入り込んだりするわけではない。
私たちが体験しているのは、"私"という意識が体験していると自覚している主観である。
だから、自己意識(魂)の主観が、肉体の機能が果てれば生は終わるという世界観を持っているから、死んで生まれるという経験として魂に積み重なるだけで、実際には、宇宙意識の断片が感じ取っているものの連続性である。
それが生まれ変わりだと体験できる。とくに、死んで生まれるという経験の記憶を複数持っていると、私という意識にとって、生まれ変わりはあると感じ取れるということだ。
私はここで、生まれ変わりは無いと言いたいわけではない。
べつにそれを生まれ変わりと表現しても良いと思っている。事実、現象としてはそれと変わらないし、こういうのは、どう表現するかの違いでしかないと思っている。
では、なぜ、何のために生まれて、何をして喜ぶか? の説明に、生まれ変わりの解説を加えたかというと、大きく関わりがあるからである。
それは、宇宙意識の断片が感じ取っているものの連続性だからこそである。
"私"という今の意識は、連続性の先にある
つまり、それはどういうことかというと、今現在の"私"がどこに居て、何を感じて、どんな感情を抱え、どんな環境にいて、どんな人生を選ぶか? の起点は、生まれる前の自分ーーつまり、「今ここに生まれた」と認識する自己が、生まれたと認識するよりも前に認識していたものの連続性から生じている。
意識という軌道は、糸を紡いで布を織るようなものだ。
自身の体験は、ただ、糸を一列、紡いだだけかもしれないが、その一列一列の積み重なりが、広大な布の模様を生み出す。
私という自己が見ている世界というのは、自身がいる環境というのは、その、できあがった広大な布を見ているようなものである。
結論として
「何のために生まれて、何をして喜ぶ?」
この課題は、一人ひとり、誰でも抱えて生まれてきている。
それが運命や宿命として現れる。
例えば、スピリチュアルに興味があることもそれの一部だし、逆に興味が無いこともまた、それの一部だ。
例えば、唯物主義であることも、社会的成功に関心が強いことも。
社会的弱者であることも、何か特殊な環境に身を置くことも、逆に平凡に生きることも。
そのどれもが魂が抱えた課題に取り組むためのカタチなのだ。
その正体は何かというと、私が私であると自覚するよりも過去から続く、自己意識が積み重ねてきた体験の先にあるものだ。
じゃあ、それは一体何なのか?
それを紐解くのに一番良いものは、正直なところ、古典ジョーティッシュ(伝統的なインド占星術)はむちゃくちゃ優秀だと思う。
あんなの、どうやってできたのだろう? 統計? いやいや、それ以前に瞑想で降ろして何人もの行者が体系化していったよね。
それにしても大したものだと思う。
しかも、今どきはそれをChatGPTやClaude等のAIに任せられる。
残念ながらチャートはちゃんと計算できないみたいだが、今どきは、それらを計算して出すサイトはネットを掘れば簡単に見つかる。
便利になったものだと思う。
気になる人はチャートをAIに見せて、D1、D9、D20、D60辺りを見てもらえばいいと思う。